三菱UFJ証券の元従業員が個人情報を不正に持ち出し、名簿業者へ売却した問題で、顧客情報を入手した事業者が50社にのぼる可能性があることが、同社の調査により判明した。

同社の調査によれば、従業員が売却した名簿業者3社の転売先である事業者が当初の13社ではなく14社であり、さらにサンプルを受け取った事業者も15社だったことが明らかになった。

また顧客情報を入手した事業者は現時点で50社前後に上る可能性があるという。同社では、流出した顧客情報を利用した勧誘の停止や、リストの削除を求めているほか、代理人弁護士より警告書の送付など対応を進めている。

同社では調査を現在も進めているが、捜査中の事件であるとして発表を避けている。