複数の都立高校で生徒指導要録の紛失が判明した問題で、調査中だった3校の紛失状況が明らかになった。

都立高校9校において、生徒の指導要録が紛失および誤廃棄された問題で、都が4月30日に発表した時点では、そのうち3校については詳細な件数や紛失状況について調査中となっていた。その後、都では5月11日および12日に3校に対し事情聴取を実施。状況の調査を行った。

その結果、小岩高校41人分、駒場高校82人分、新宿山吹高校8人分が所在不明になっていることがわかった。3校では捜索を続けていたが、発見には至らなかったという。また、いずれも誤廃棄した痕跡は確認されず、校内で紛失した可能性が高いという。

都では、3校とも指導要録について定期的な点検を行わないなど管理が不十分だったとして、管理体制の強化を早急に実施するよう指導したとしている。