奈良社会保険事務所において、国民年金推進員が個人情報が記載されたリストを一時紛失していたことがわかった。

推進員が一時紛失したのは、戸別訪問用対象者一覧表の写しや資料用のメモ書きなど。訪問対象者である被保険者104人分の氏名、住所、基礎年金番号、性別、生年月日、納付状況を表す記号などが記載されていた。

推進員が資料作成のため自宅に持ち帰り、3月2日に同事務所へ返却する途中で紛失したと見られている。書類はクリップで留められた状態で、同日11 時ごろ宅配業者が発見。警察へ拾得物として届けられた。その後14時40分に警察からの連絡を受け職員が出向き、書類の回収を確認したという。

同事務所では、対象となる被保険者を戸別訪問し、経緯説明と謝罪を行った。また再発防止策として、書類の授受簿の作成や退所時の持ち物チェックなどを実施しする。