東北ロイヤルパークホテルが運営する仙台ロイヤルパークホテルは、同ホテルで婚礼を行った顧客の個人情報を、本人の許可なく関連会社のグループ会社へ提供していたことを公表し、謝罪した。
同ホテルによれば、婚礼を申し込んだ顧客の氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどを顧客の承諾を得ずに、同ホテルグループの持ち株会社である三菱地所の関連会社泉パークタウンサービスへ提供していた。
こうした情報提供はホテル開業時から継続して行われており、2005年4月の個人情報保護法施行後に提供された顧客情報は1451件、8352人分にのぼるという。
泉パークタウンサービスへ提供された個人情報は、旅行の婚礼優待割引の案内に利用されていたが、それ以外で利用されたことや外部への流出はなく、現 在は破棄をされていることを仙台ロイヤルパークホテルが確認した。また今回の事態を受け、従業員における個人情報の取り扱いに関する意識の徹底など再発防 止に取り組むとしている。