静岡市において、発送ミスをはじめ3件の個人情報に関連する事故が発生した。

3件発生した事故のうち、2件は郵送する文書の袋詰め作業時におけるミスによるもので、別人の書類を混入したまま誤って送付したという。

誤送付したのは、非常勤職員の賃金や講師への謝金に関する「源泉徴収票」や「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」。1月28日、2月3日と誤って書類が届けられた住民からの混入について指摘を受け、問題が判明した。

いずれも職員が訪問して書類を回収し、関係者へ事故について説明、謝罪した。書類発送業務における確認方法に不備があったとして、確認作業などの手順について見直しを実施するという。

一方清水区では、1月22日に「国民健康保険料納付催告書」が同姓同名の関係ない別の住民に届き、書類に記載してあった氏名や住所、通知書番号、保険料などが流出。同区保険年金課職員が訪問して納付催告書を回収した。本来届くはずだった住民に対しても謝罪した。

送付先住所などの記載に誤りはなく、同姓同名の別人へ届いたか原因はわかっていないという。同市では原因が判明次第、再発防止策などを検討するとしている。