住まいを持つ人であれば、光熱費は固定費として必ずかかる支出です。お金を払えば、その証として領収書を受けとりますよね。光熱費の請求書や領収書は、誰もが手にする書類です。
光熱費は毎月かかるので、領収書もひと月ごとにどんどん増えていきます。あっという間に溜まってしまった領収書の管理に、頭を悩ます人も多いはず。「なんだか大事そうだけど、いつまで保管していいの?」と、思っていませんか?領収書の保管する理由について知ることで、処分する時期もわかります。必要ない領収書を処分することで、管理しやすくなりますよ!
また、処分方法についてもお伝えしていきます。実は、領収書には個人情報が満載です。適当に処分してしまっては、個人情報を他人に知られてしまう可能性が高まります。適切な処分方法についても知っておくことが大切です。
領収書を保管する意味とは?保管期間はいつまで?
公共料金の領収書を取っておく理由は人それぞれ。「なんとなく大事そうだから取っておこう」という気持ちで溜め込んでしまっている人も多いのではないでしょうか。なぜ領収書を保管するのか、また保管する期間についてお伝えしていきます。
公共料金の領収書を保管する理由とは?
公共料金の領収書を保管しておく理由には、次のようなことがあげられます。
・使用料を知るため
・請求額と、実際の請求額が合っているのかを知るため
・家計の資料として、参考にするため
光熱費は、毎月かかる出費なので、どのくらいの金額になるのか気にしている人が多いです。数年分取っておけば、過去の金額も見返すことができます。また、請求書と実際に銀行から引き落とされた金額がズレている場合も、すぐに確認できますね。
家計簿をつけている人なら、光熱費は要チェック項目。過去の金額と比較することも多いのではないでしょうか。「今月は暖房を使いすぎたかな?」と、気づけば、節約を意識することにも役立ちます。
公共料金の領収書を保管する期間はいつまで?
水道については、領収書に5年間保管するよう記載されています。水道料金があまりにも高いと感じた場合に、領収書を証明として水道局に異議申し立てをすることができるからです。異議申し立ては過去5年間の請求に対して行うことができます。きちんと料金を把握しておきたい人は、5年間分を保管しておくと安心です。
電気、ガス、灯油の領収書には特に保管する際の決まりはありませんが、家計の把握のために、数年保管しておく家庭が多いです。しかし、たまに確認したいという程度の場合には、家計簿やノートに書き写すなどの記録に残してしまえば、領収書はすぐに捨ててしまってもかまいません。
領収書をわかりやすく管理し、安全に処分しよう!
どの領収書にも必ず記載されているのが、個人情報。管理や処分の時に、個人情報が漏洩してしまう危険性があります。保管方法や、処分についても正しい方法を知っておきましょう。
処分するまでの保管方法
公共料金の請求書や領収書は毎月欠かさず来るものなので、保管する場所を決めておきましょう。部屋を訪ねてきた人に個人情報が見えないよう、棚などにしまっておくことをおすすめします。種類によって分け、クリップやバインダーなどでまとめておくと、探すときに見つけやすくなりますよ。
あまり家計を見返すことがない人は、公共料金の支払いをできるだけ引き落としにしておくと便利です。家庭に書類を持ち込まないぶん、管理がしやすくなります。公共料金の会社によっては、アカウントを登録し、ネット上で料金を確認できるシステムもあるので、確認してみてくださいね。
保管する期間の過ぎたものや、保管する必要がないものはすぐに処分する習慣をつけましょう。保管するものと処分するものが混ざっていると、一見するだけでは見分けがつかず、管理が大変になってしまいます。
領収書の処分方法
領収書を処分するときには、できるだけ個人情報を漏らさない方法で処分しなくてはなりません。領収書を捨てるときに、燃えるゴミでそのまま捨ててしまうことは厳禁です。悪意のある人がゴミ袋を開けてしまうと、簡単に内容を見られてしまいます。
もっとも簡単で、かつ安全に処分できるのはシュレッダーです。家庭用のシュレッダーにはさまざまなタイプのものがあります。そのなかでも、領収書のような小さい紙には「はさみタイプのシュレッダー」がおすすめです。必要な部分のみを細かく切ることができ、一般的なはさみと変わらない大きさなので気軽に使用できますよ。
領収書だけではなく、他にも大量の書類を処分したい場合には、廃棄業者に頼むという方法もあります。シュレッダーにかける時間も短縮できるので、毎日忙しく処分に時間を取られたくない人にもおすすめです。段ボール1箱からでも対応してくれる業者もありますので、検索してみてくださいね。
まとめ
ほとんどの人が毎月欠かさず受け取る公共料金の領収書。水道、電気、ガスなど…領収書はそれぞれ別の会社から発行されるので、あっという間に増えてしまいます。数年保管しておく場合には、分かりやすくまとめ、家族以外の目には触れないように保管しておきましょう。
領収書からわかる個人情報とは氏名や電話番号、住所だけではありません。電気や水道の使用料から家族構成なども予想が可能です。領収書の個人情報をしっかりと守り、公共料金の領収書は安全に処分することが、家族を守ることにつながります。処分するときに少し手間がかかりますが、犯罪を予防するためにも、普段から意識をしてみてくださいね。