クレジットカードの明細や年賀はがき、お店の書類や職場の機密情報の載った文書は、どのような処理方法が一番適切なのかとお悩みではないですか?
以前は焼却したり、シュレッダーを使用したりするケースが多くありました。最近では簡単で経済的、環境にもやさしいという理由で、溶かして破棄する溶解処理業者に依頼する方が増えています。
この記事では機密文書を処理する方法の比較、そして溶解処理がおすすめの理由を詳しくご紹介。
ぜひ最後まで読んで、機密文書を簡単にそして安全に処理するための参考にしてください。
機密文書を処理する3つの方法
まず文書を破棄する3つの方法と、それぞれのメリットとデメリットを簡単にご紹介します。
シュレッダーで裁断する方法
文書を細かく裁断するシュレッダーは、個人で機械を使う方法と、業者に依頼する方法があります。
個人でシュレッダー処理する場合のメリットは、枚数が少なければ自分で簡単に処理でき、その場で裁断されるのが確認できるため安心な点です。
デメリットは電気代がかかる点。そしてホチキスやクリップを取り除き、バインダーから外す必要がある点です。手間がかかり、量が多いときは時間がかかってしまいます。
業者に依頼する場合のメリットは、文書がたまった時に回収に来てくれるので便利、量が多くても問題がない点でしょう。デメリットは、廃棄を人に任せることになるため、少し不安を感じる点です。
破砕機(はさいき)は、ちぎる方法
破砕する方法は業者に依頼し、機械で文書を小さく破って処理する方法です。
メリットは、書類がたまれば回収に来てくれるので手軽なところ。また、破砕後に紙以外の混入物を分別してくれる場合が多いので、ホチキスやクリップを外す手間がかからない点と言えます。
デメリットは破かれた書類は手でちぎったくらいのサイズや切手の大きさくらいの場合もあり、機密情報が漏れてしまう可能性がある点です。
溶解処理は溶かす方法
溶解処理とは業者に依頼し、段ボールに入れた文書を箱ごと機械で完全に溶かす方法です。
メリットはホチキス、クリップ、取り外しが面倒なバインダーもそのままで大丈夫な点や、業者が回収してくれるので簡単な点です。
またセキュリティー面でも箱を開けることなく溶解するので、文書が人の目に触れることがありません。紙は完全に溶けてしまうので、情報が読み取られる心配もなしです。
デメリットは、ある程度の数量がなければ溶解施設に持ち込めないため、原本が一時保管されることがある点。また、より高く売れる一般古紙として流通されることもあり、業者選定には注意が必要です。
では次に、3つの機密文書の処理方法の中で注目をされている、溶解する方法を具体的にご紹介します。
文書を自分で溶かすのは難しい
ここで、文書を溶かすくらいであれば自分でもできるのでは?と考える方もいるかもしれません。しかし実は、紙を自分で溶かして破棄することは難しいんです。
なぜなら紙には添加剤が含まれている上にコーティングも施されているので、水につけてもなかなか溶けないからです。
紙を水につけてふやかしてからミキサーにかける方法もありますが、厚手の紙や添加物が多く含まれる紙ではミキサーの刃が悪くなってしまうことがあるので、おすすめはできません。
また紙を溶かす薬品は簡単に手に入るものではなく、化学的な専門知識も必要なので避けましょう。
安心で確実なのは溶解業者に依頼する方法ですので、その方法をみていきましょう。
機密文書を業者で溶解処理する方法
安全で簡単に機密文書を破棄できる溶解処理は、一般的に次のようなステップです。
(1)段ボールに機密文書を入れる
(2)業者が回収してくれる
(3)厳格なセキュリティーの中、処理工場へ運搬される
(4)箱ごと溶解するパルパーという溶解釜に段ボールごと入れる
(5)水と大きな刃を使って溶かす
(6)溶解処理済みの証明書が発行される
(7)溶けた紙は再利用される
あなたが行うのは段ボールに機密書類を入れて業者に連絡するだけ!簡単ですよね。
価格も段ボール1つでいくらという設定が多く、明瞭会計で安心です。
機密文書は溶解処理するのがおすすめの3つの理由
それでは溶解処理がどうして機密文書の処理方法としておすすめなのか、理由をご紹介します。
電気代や手間がかからない
自宅や会社にシュレッダーを設置している場合、ランニングコストとして電気代がかかります。
毎日使うと経済的でない上に、ホチキスやクリップを取り除いたり、バインダーから書類を外す手間で時間も無駄になってしまいます。
その点溶解処理はランニングコストがかからず、箱ごとの価格設定なので分かりやすく経済的。
またプラスチックやビニール以外のものは一般的に外す必要はないので、時間を無駄にすることがありません。
セキュリティーが守られる
機密文書を機械に入れてドロドロに溶かしてしまうので、セキュリティー面も安心です。
環境にやさしい
溶解処理された紙は繊維を傷つけないため、再利用が可能です。再生紙、トイレットペーパー、雑誌、製品のパッケージや段ボールなどにリサイクルされます。
しかも処理において薬品は使わず、水と大きい刃だけで溶かすので大変エコな方法です。水は通常リサイクルされ、大気中に余計な二酸化炭素を排出することもありません。
機密文書の破棄は溶かす方法が安心で確実
この記事では大切な機密文書を処理する方法を3つご紹介し、その中でもおすすめの溶かす方法についてご説明しました。
セキュリティー面も安心、環境にもやさしく、簡単に処理できる溶解業者に依頼する方法をぜひ検討されてはいかがでしょうか?
その際は一箱当たりの価格や回収時、運搬時のセキュリティの高さを比較するとより経済的で信頼できる業者が見つかるでしょう。
デルエフでは「シュレッダー処理」後に「溶解処理」を行っているので、より安心してご利用いただけます。