【いつも使っているカーナビから情報が漏洩される可能性がある!】
通信型のカーナビを使用している時に気を付けておきたいのが、第三者による不正アクセスによって情報漏洩や改ざん、権限昇格などが行われることです。
インターネットに接続して情報を得ている仕組みになっている関係上、何も対策していないと第三者に侵入されて様々な被害に遭う可能性があります。以上に挙げた被害の他にも様々な脅威があるため、どんな脅威があるのか知ることが大切です。
それでは、カーナビから情報が漏洩される可能性がある脅威についてご説明しましょう。
なりすまし
通信型のカーナビはインターネットを通じて様々な情報を取得している以上、第三者に不正アクセスされる危険性があります。もしも不正アクセスされてしまった場合、カーナビ上の全ての情報が外部に漏洩してしまったり、不正に改ざんされたり、高額な優良コンテンツを利用されたりする被害に遭う可能性があるでしょう。
なりすましを防ぐためにも、不正アクセスされないようにパスワード認証やバイオメトリック認証を初めとする認証システムを導入する必要性があります。
DoS
DoSとはカーナビを正常に動作させなくするための攻撃方法で、外部から数多くの不正アクセスを行うことにより、利用者が満足に操作できないようになります。
また、一見すると正常に操作できているように見えても、想定以上に正規のアクセスが大量発生する場合も正常な動作ができなくなる可能性が高いです。
その隙に情報を抜き取られてしまう可能性があるので対策したいところですが、DoSに対してはまだ有効的な対策方法がないのが現状です。アクセス制限を設けることである程度対処することはできますが、カーナビ本体で対処できる機能が搭載されている可能性もあるため、有効な手立てであれば積極的に導入する必要性があります。
まとめ
普段から使用しているカーナビが不正アクセスの対象になり、様々な情報が漏洩してしまう可能性は十分にあります。
カーナビ自体が通信を行うためにインターネットを経由するため、第三者に狙われて不正アクセスされるかもしれません。あまりカーナビの通信環境について意識していない人も多いかもしれませんが、第三者はあの手この手で不正アクセスしようと常に画策していることを想定して対策することが重要です。