長形3号と呼ばれる封筒に書類を入れるには、三つ折りにするのが好ましいでしょう。四つ折りのように、小さく折りすぎるのはよくありません。

三つ折りの方法は、窓つき封筒か、そうでないかによって適切な折り方が変わってきます。

この記事では適切な三つ折りのやり方について、詳しくご紹介しましょう。

ビジネスシーンなどで恥をかかないよう、しっかりと覚えておいてくださいね。

窓つき封筒の場合の三つ折り方法

宛名が書類に印字されている時には、封筒に穴の空いている「窓つき封筒」を使用します。宛先を封筒に直接書く必要がないので、とても楽な封筒です。

しかし、窓が空いているからこそ、書類の内容が見えてしまう可能性も考えられます。重要な書類であれば余計に注意が必要です。

このような窓つき封筒に入れる際の三つ折りは、宛名を表、書類の下を内側に折る「Z折り」がいいでしょう。

書類を縦に置き、下3分の1を上に向かって折ります。上3分の1は裏に向かって折り返したら完成です。

書類の重要な部分は内側に折られているため、この折り方であれば窓から内容を見られる可能性は低くなるでしょう。

ただし、本当に中を見られては困る書類は、中の見えない封筒に入れるか、追跡のできる書留などの方法を使ってくださいね。

窓なし封筒の場合の三つ折り方法

窓がない封筒の場合は、封筒から中身が透けないように書類を内側に折りたたみましょう。

折り方はZ折りと同じく、まず書類の下3分の1を上に向かって折ります。その後、上3分の1を下に重ねるように折ったら完成です。

書類がすべて内側に折られているため、内容が封筒の外に透ける心配がありません。請求書や納品書など、内容が漏れない方が好ましい書類に、ちょうどいいでしょう。

三つ折りって難しい!きれいに折る方法とは?

三つ折りは感覚で折るしかなく、上が長くなったり、短くなったりと難しく感じるかもしれません。

そんな時には、もう1枚A4用紙を使うときれいに折ることができます。

まずは折りたい紙の上に、もう1枚の紙を横向きに置きます。折りたい紙を重ねた紙に合わせておりましょう。これで下3分の1を折ることができました。

次に、折り目を書類の上に合わせるように折りましょう。こうすることで、はみ出しのないキレイな三つ折りが完成します。

三つ折りにした書類の封筒への入れ方

三つ折りがきれいにできたら、次は封筒へ入れましょう。封筒への入れ方にも正しい方法があること、ご存知でしたか?

窓つき封筒の場合は、窓から宛名の部分が見えるように入れます。そうでないと郵送先が見えず、送ることができませんからね。

時々、何も印字されていない部分が窓から見えていることがありますが、宛先不明で戻ってきてしまいますので注意しましょう。郵送代も2倍かかることになってしまいますよ。

窓がない封筒を使う場合には分かりづらいですが、正しい方法があります。

まず、封筒を裏向きに持ちます。差出人名を書く方を手前にしてください。次に、中に入れる書類を持ちます。最後に紙を重ねた部分(書類の上部)が右に来るようにして、封筒に入れましょう。

これは封筒が縦向きでも、横向きでも同じです。

これで、正しい方法で書類を封筒に入れることができました。

折り方を間違えて封筒に入らない!対処法は?

三つ折りは特に目印があるわけでもなく、どうしても難しいですよね。いくら折り方のコツを知っていても、時にはサイズを間違えて封筒に入らないこともあるかもしれません。

そのようなときに、正しい位置で折りなおして折り目だらけにしてしまうのはNGです。ぐちゃぐちゃの書類という印象を与えてしまい、受取手の印象が良くありません。

三つ折りを失敗してしまった場合には、残念ですが書類を作り直すのが最善でしょう。手書きの書類の場合には悔しい気持ちにもなりますが、印象を下げる書類を送るのは意味がありません。

このような失敗をしないために、先に練習してみるのもいいかもしれませんね。

まとめ

長形3号の封筒はビジネスシーンでもよく使われるため、三つ折りにする機会も多いでしょう。何度かやればコツが分かってくるものの、最初はやり方がわからないですよね。

一番手軽にできるのが、この記事でご紹介したA4用紙を用意して重ねる方法。大きな失敗もなく、封筒にきれいに収まるサイズに折りたたむことができるはずです。

万が一失敗したときは、新しく書類を作り直すのがベストでしょう。折り目だらけの書類では印象を悪くする可能性も。

新しく書類を作り直した際には、折り方を間違えた書類の管理を忘れずにおこないましょう。失敗した書類はどうしても管理が雑になってしまうもの。しかし重要な内容が含まれていることに変わりありません。

廃棄するまで気を抜かず、安全に廃棄してくださいね。

 

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