「プライバシーマークを取る目的って何?」
「プライバシーマークの使い方を具体的に知りたい」
このように感じていませんか?
プライバシーマークは準備をしっかりと行い審査に通ることで、取得できます。
しかしプライバシーマークを取得したあとでも、社員一人ひとりが個人情報に対する意識を高めておくことが重要です。
今回はプライバシーマークを取得する目的を紹介します。
メリット・デメリットだけではなく、使い方も解説するため、プライバシーマークを取得したい方は参考にしてみてください。
プライバシーマークを取得する目的
プライバシーマークは、個人情報を適切に取り扱う体制が整っている証です。
JIPTEC(一般社団法人 日本情報経済社会推進協会)で定められている目的は、以下のとおりです。
● 消費者の目に見えるプライバシーマークで示すことによって、個人情報の保護に関する消費者の意識の向上を図ること
● 適切な個人情報の取扱いを推進することによって、消費者の個人情報の保護意識の高まりにこたえ、社会的な信用を得るためのインセンティブを事業者に与えること
引用:プライバシーマーク制度│一般社団法人 日本情報経済社会推進協会
また、以下のような目的での取得が挙げられます。
● 社会的信用を外部にアピールする
● 情報セキュリティの拡大に対応する
● 消費者に信頼感を与える
どの目的があてはまるかを、話し合っておくことが重要です。
プライバシーマーク取得するメリット
プライバシーマークを取得するメリットは、以下のとおりです。
1. 個人情報保護法の対策になる
2. 営業の新規開拓がしやすい
3. 従業員の個人情報漏洩の防止になる
それぞれ見ていきましょう。
個人情報保護法の対策がしやすくなる
プライバシーマークの取得することで、個人情報保護法の対策がしやすくなります。
個人情報保護法の厳しい体制を構築した証明ともいえるマークだからです。
プライバシーマーク取得前よりも個人情報の対応がわかりやすくなるため、遵守する意識が高まるでしょう。
営業の新規開拓がしやすい
プライバシーマークがあることで、営業の新規開拓がしやすくなります。
たとえば官公庁と取引を行うときに、プライバシーマークがないと案件獲得できないケースもあります。
大手企業と取引する場合も、プライバシーマーク取得が条件です。
プライバシーマークがある企業は世の中から肯定的なイメージがあるため、大手と取引したいなら取得を検討しましょう。
従業員の個人情報漏洩の防止になる
プライバシーマーク取得のためには、社内研修が行われます。
研修を通して、社員一人ひとりが個人情報について詳しくなるため、漏洩防止につながります。
プライバシーマークの取得は全社で行うものですが、従業員一人ひとりが意識することが
重要です。
プライバシーマークを取得するデメリット
プライバシーマークを取得するデメリットは、社員の生産性が落ちること、個人情報漏洩がすべてなくならないことです。
それぞれ見ていきましょう。
業務量が増え生産性が落ちる
社員の業務量が増え、生産性が落ちます。
プライバシーマークを取得したときは、PMS(個人情報マネジメントシステム)が日常業務になります。
PMSを正しく運用している証拠として記録を残す必要があるため、負担が増えるでしょう。
プライバシーマークを取得する場合には、効率よく業務を行えるように体制を整えましょう。
個人情報漏洩がすべて防げるわけではない
プライバシーマークを取得したからと言って、個人情報漏洩がすべて防げるわけではありません。
取得した企業の5%ほどがアクシデントを起こしているというデータがあり、認定取り消しが行われるケースもあります。
プライバシーマークを取得したからといって安心せず、適切な情報管理を行えているか随時確認しましょう。
プライバシーマークの使い方
プライバシーマークは、個人情報を適切に取り扱っている企業であることの証で、会社の資料などに表示できます。
登録番号を記した、以下のマークです。
画像引用:プライバシーマーク使用規約│一般社団法人 日本情報経済社会推進協会
マークの使用については、一般財団法人日本情報経済社会推進協会の「プライバシーマーク使用規約」に規定が定められています。
プライバシーマークは、以下の場所で表示可能です。
● 店頭
● 宣伝・広告用資料
● 説明書
● 封筒・便箋
● 名刺など
原則として、付与されたマークをそのまま使いましょう。
書体や色使いなどの変更は禁止されているため、注意してください。
申請前にプライバシーマークを取得する目的を決めておこう
プライバシーマークは、個人情報を適切に扱っている証になります。
取得前に目的をしっかりと考えておきましょう。
デルエフではプライバシーマークをいち早く取得し、個人情報の漏洩を徹底的に防止してきました。
創業から85年にわたって漏洩事故ゼロの実績があるため、情報がしっかりと守られるでしょう。
安心して機密書類を処分したい方は、ぜひデルエフを活用してみてください。