【現代社会に必要なネットリテラシー1】

機密文書の廃棄・処理、T-POINT、paypay機密文書の廃棄・処理、銀行振込、代金引換

【現代社会に必要なネットリテラシー】
ネットリテラシーとは、インターネットにおけるリテラシー(適切に理解し、活用する能力)のこと。「情報モラル」と表現されることもあり、インターネットでの正しい振る舞い方を表す言葉です。
ネットリテラシーは、スマホやパソコンでネットを利用する人たちすべてが身につけるべき力です。大人だけでなく、親のスマホやパソコンでネットを利用する子どもたちにも必要です。
特に物心ついたときからインターネットが身近にある子どもたちは、ネットリテラシーがないままネットに触れることが多く、トラブルに巻き込まれがちです。
子どもがネットトラブルに巻き込まれるのは、自分のスマホを持ったときからと言われていますが、子どもがスマホを持ち始める年齢はどんどん低年齢化してきています。お子さんのスマホデビューは想像しているより早いかもしれません。子どもが自分のスマホを持つときのために、今から少しずつ「ネットリテラシー」を学ばせましょう。

ネットリテラシーが低いとどんな問題が?

そうはいっても、ネットトラブルに合ったことがない人はどんなことが起きるのか、想像することが難しいですよね。ネットリテラシーが低いと起きるトラブルには大きくわけて以下の5つのポイントがあります。

1.SNSトラブルの加害者被害者になってしまう
2.知らない人と不用意につながってしまう
3.過激な情報を求めてしまう
4.個人情報を流出させてしまう
5.情報の正しさを判断できない

ネットリテラシーを身につけることの重要性を知るために、まずは5つのポイントに沿ってネットトラブルの事例を紹介していきます。

SNSトラブルの加害者被害者になってしまう

スマホの普及に伴って、LINEやTwitter、InstagramなどのSNSを利用する人が増えました。平成29年版情報通信白書(総務省)によると、LINEやFacebookなどのSNSのいずれかを利用している人は全体で71.2%ですが、20代、30代では90%以上と高い数値になっています。これは2016年での調査なので、現在はもっと増加しているはずです。

スマホを持つほとんどの人がSNSを利用するようになり、連絡もSNSで行うことが自然になりました。SNSで繋がっているからお互いの電話番号を知らないという人も多いでしょう。しかし、これだけ生活に定着していても、SNSならではのトラブルがあとを絶ちません。

最近はLINEだけでなく、InstagramやTwitterのDM(ダイレクトメッセージ)で連絡を取る人も増えました。短い文章をやり取りすることで生まれる誤解もあります。A子さんが「どっちがいい?」と尋ねた返答にB子さんが「なんでもいいよ」と送った場合、B子さんはA子さんの好きな方に合わせるという意味だったのに、A子さんは「どうでもいいってこと?」と苛立ってしまうといったケースです。文字では相手の表情や言葉の抑揚が掴めないため、こうしたトラブルが起きがちです。

子どもたちは感情を抑えられないため、メッセージで起きたトラブルをSNSに投稿してしまいます。会話のスクリーンショットをInstagramに投稿し、「この人にこんなことを言われた」と本人以外に公開するのです。発言した本人はそんな意図ではなかったのに、スクリーンショットを都合良く切り取られてしまえば、言い返すこともできません。

SNSは、それが消せないものであることを理解した上で、「嫌な気持ちになる人がいないか」を常に考えて発信するよう習慣づけたいものです。

知らない人と不用意につながってしまう

SNSは、知らない人と出会う危険性もあります。2019年11月、大阪に住む小学6年生女児が誘拐され、栃木県で保護されるという事件がありました。女児と犯人の30代男はTwitterかオンラインゲームで知り合ったと言われています。しかも、その家にはもう一人、行方不明の女子中学生がいたのです。

知らない人に会いに行くなんて、大人は驚きますね。でもSNSで何度もメッセージを交わしていれば、その人は子どもにとって「知り合い」になってしまいます。しかも自分の周囲には、親や友人の親、学校の先生など、良い大人しかいません。ネット越しに知り合った人が悪い人だと想像していないのです。

また、自分の裸画像を知らない人に送ってしまう子どももたくさんいます。「自画撮り被害」と呼ばれるこの被害は、警察庁が発表した「平成30年における子供の性被害の状況」によると、児童ポルノ事件の約4割を占めています。東京都青少年・治安対策本部によると、女性のふりをした男性に「体の悩みの相談にのるから」と裸画像を送るように言われた、「裸を見せないと殺すよ」と脅迫されたといった事例があるそうです。

デジタルアーツが2018年3月に発表した「未成年の携帯電話・スマートフォン利用実態調査」によると、小学校4年生から高校生までの子どものうち、ネットで知り合った友達と実際に会ってみたい、または会ったことがある人は50.4%もいるのです。

SNSで見つけた「闇バイト」募集に応募し、特殊詐欺の受け子として逮捕された高校生もいます。ネットは世界を広げてくれるとても便利な道具ですが、犯罪に巻き込まれる可能性が増えたともいえます。

相手のことがよくわからないうちは、「ネットで知り合った人には会いに行かない」というリテラシーを身につけることが先決です。

機密文書の廃棄・処理、T-POINT、paypay機密文書の廃棄・処理、銀行振込、代金引換

サブコンテンツ

このページの先頭へ