【機密文書をUSBから削除しても実は残っている!?】
機密文書が保管されたUSBを処分する時は、事前に中のデータを移行するか消去する必要性があります。しかし、もしも消去してから処分しようと思った時、普通に機密文書を処分するだけでは悪用される可能性があるでしょう。
これは中のデータの領域について知らない人が陥りやすいミスなので、どうすれば完全に消去できるのか知ることが大切です。それでは、USBのデータを完全に消去する方法についてご説明しましょう。
なぜデータを消去したはずなのに残っている?
機密文書のデータをUSBから消去したはずなのに、データを読み取られて悪用されてしまうのは、領域の問題があります。
一見すると中のデータを消去したように見えますが、消去したのはUSBメモリ内の管理領域のデータだけです。管理領域のデータを消去しても、データ領域は消去されていません。つまり、データの悪用を考えている人がデータ領域を読み込むことで、機密文書の内容が漏洩してしまうのです。
自分では完全にデータを消去したつもりでも、専用ソフトでデータ領域を読み込まれてしまえば意味がありません。
USBメモリ内のデータを完全に消去するにはどうすればいい?
USB内のデータを完全に消去するには、こちらも管理領域とデータ領域の療法のデータを完全に消去すればいいのです。たとえば基本ソフトで完全なフォーマットを行ったり、本当の完全削除コマンドを実行したりすることで、機密文書のデータが完全に消去されます。
または、完全削除ソフトウェアを導入して消去するのも良いでしょう。
完全削除ソフトウェアは削除対象のファイルが使っている領域を全て洗い出し、乱数で全て上書きすることで消去できます。とはいえ、完全に消去できたかどうかは分からないので、本当にデータが完全に削除されたかどうか確認する必要性があるでしょう。
まとめ
機密文書の情報を外部に漏らさないようにするためにも、USB内のデータを完全に消去する必要性があります。しかし、表面上はデータを消去して読み取れないようにしたと思うかもしれませんが、実際や管理領域のデータを消去しただけで、データ領域は残っています。
データ領域が残っていると専用ソフトで読み取られて悪用される可能性があるので、こちらも完全削除ができるソフトウェアなどを導入して完全に削除することが重要です。