【機密情報が記載されたパスポートを紛失するとどんな危険性がある?】
パスポートにはさまざまな機密情報が記載されているため、悪用されるとさまざまな問題につながる可能性があります。
単なる悪用で済まされるものではなく、国際問題につながる恐れもあるのでくれぐれも失くさないように大切に保管することが大切です。
それでは、機密情報が記載されたパスポートを紛失するとどんな危険性があるのかご説明しましょう。
パスポートを紛失するとどんな危険性がある?
もしも機密情報が記載されたパスポートを紛失すると、以下のような危険性が挙げられます。
・個人情報の悪用
第一に考えられるのは、パスポートに記載された名前、住所、国などを初めとする個人情報が悪用されることです。
個人情報と顔写真があれば非常に数多くの悪事に利用される可能性があるため、自分の名前で何らかの悪事を行っているという事態になりかねません。身に覚えのない請求が来たり、自分の名前を騙って誰かに迷惑をかけたりとやりたい放題される可能性があるでしょう。
・なりすまし
パスポートの機密情報と合わせて悪用されやすいのが、他人へのなりすましです。
なりすましによってパスポートを不正に取得されるケースが近年問題になっており、不正な出入国や国際テロ、人身取引、不法移民、他人名義での借金、振り込め詐欺に使用するための携帯電話契約や銀行口座開設などさまざまなケースで悪用される可能性があります。
さらなる犯罪に利用されて被害が拡大される恐れがあるため、絶対にパスポートを悪用されるようなことがあってはなりません。
もしも悪用されていることが分かったらどうすればいい?
もしもパスポートを失くした後に身に覚えのない請求があったり身分証明として使われていたりすることが分かった場合、すぐに最寄りのパスポートセンターの申請窓口に、海外なら最寄りの在外公館に相談した上で、該当するパスポートの失効手続きを行いましょう。
失効手続きが受理されれば悪用被害を最小限に抑えられるため、すぐに手続きを行う必要性があります。
まとめ
パスポート一つあればさまざまな悪事に悪用できるため、悪用の機会を虎視眈々と狙っている人もいるでしょう。
そのような人の手に渡らないようにするためにも、パスポートは厳重に取り扱う必要性があります。
現在では非常に厳しい厳重な入出国審査が行われていますが、しっかりとパスポートを保管することが重要です。