【ケータイ料金が1円増えた? 耳が聞こえなくても声が出なくても電話を使える「電話リレーサービス」とは】

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【ケータイ料金が1円増えた? 耳が聞こえなくても声が出なくても電話を使える「電話リレーサービス」とは】
2021年7月からはじまった「電話リレーサービス」というサービスをご存じだろうか。これは、聴覚や発話に困難のある人(以下、聴覚障がい者等)と、きこえる人との電話をスムーズに行えるようにするためのサービスだ。2013年から民間によるモデルプロジェクトが実施されていたが、ついに公共インフラ化し、持続可能な安定したサービスとして新たなスタートを切った。具体的なサービス内容は、聴覚障がい者等ときこえる人との間に通訳オペレーターが入り、手話または文字と音声を通訳することで意思疎通を可能にし、24時間・365日、電話を利用することができるというものだ。

電話リレーサービスはどういう仕組みで提供されるのか

電話リレーサービスは、スマホやタブレットなど、ネットにつながる端末から利用できる。
サービスに登録済みの聴覚障がい者等が専用アプリから電話をかけると、通訳オペレーターに接続される。そして、店舗や病院などつないでほしい相手先を伝えると、オペレーターは、きこえない人があらかじめ選択した方法(手話または文字)で会話をし、その内容を音声に通訳。また、きこえる人との音声による会話を、オペレーターが手話や文字に通訳してきこえない人に伝えることで、きこえる人ときこえない人の電話を可能にするという仕組みだ。

予約から問い合わせまで、電話リレーサービスの活用

電話リレーサービスの専用アプリから電話をかけ、「手話」か「文字」のどちらで会話をするかを選択。手話を選ぶと、通訳オペレーターが画面に映し出されます。利用者はオペレーターに手話で内容を伝える。
オペレーターが担当者へ通訳しているあいだ、少し待ち時間があるというだけで、リアルタイムのやり取りという意味では音声による電話と変わりはない。あまりのスムーズな進み具合やコミュニケーションで、見ているうちにきこえる・きこえないの違いを忘れてしまったほどだ。障がい者は誰か(友人、家族等)に代わりに連絡してもらうにしても、予約を希望した日時が空いていなかった場合はその都度、障害者と友人家族と電話先に空き日時をやり取りすることになり、手間がかかることから相手に負担をかけてしまいます。
24時間利用できる電話リレーサービスがあれば誰かの手をわずらわせなくて済むということです。
いまでこそ、ネットやSNSなどで予約や問い合わせができる店やサービスが増えたが、細かい問い合わせは、やはり電話で直接尋ねたいと思うことは多いはず。
「たとえば、自分のペットと一緒にホテルに宿泊したい場合、どういう条件があるか、こちらで準備が必要なものはなにかなどを、細かく問い合わせておきたいです。また、『部屋を開けたときにわかるサプライズプレゼントを用意したいが、どんなことができるか』といったような、人を介するともどかしい相談ごとなどは、電話リレーサービスで直接話せるようになって、とても便利になります。
また緊急時は手話が必須だからこそ110番や119番が利用できるのは大きな安心感になります。
現在は通訳オペレーターの方のみ画面に表示されていて、通話したい相手の顔までは見ることができません。きこえない人たちは、相手の表情やしぐさもコミュニケーションの大事な情報になります。相手の状況が見えれば、悩んでいるのか、なにかを確認しているのかなどがわかり、返答まで時間がかかっても安心できるので、今後はより使いやすいサービスになっていくことを期待しています

まとめ

2021年11月末 時点で、電話リレーサービスの登録者数は7,933。さらに登録者数が増えれば、電話リレーサービスから着信を受ける、きこえる人も多くなるだろう。そのときには「通訳をはさむから余裕をもって会話をしよう」と心がまえをしておくと、慌てずに済む。また、もし周りに電話リレーサービスを必要とする人がいたら、伝えてみるのもいいだろう。
きこえる人ときこえない人の垣根をなくす電話リレーサービス。通信のチカラが、誰もが自由にコミュニケーションをとれるバリアフリー社会へと変えていくようです。
出典 TIME&SPACE(KDDI)

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