群馬県は、桐生市在住の県職員に関する住民税のデータを記録したMOが、庁舎内で所在不明になったと発表した。誤って廃棄した可能性が高いとしている。

所在が不明になっているMOには、桐生市に在住する県職員974人の氏名、住所、住民税データが記録されていた。

5月13日、同市から県の給与担当者に書類とともに箱詰めして送付されたが、20日に紛失が判明。その後の調査によって、14日に県の文書センター職員が箱を受領したものの書類のみ保管しただけで、MOの所在は確認していないことがわかった。

MOは新聞紙に包まれた状態で箱の隙間に入れてあり、また送付状などでMOが含まれていることを記載していなかったことから、職員が緩衝材の一部と 誤り、廃棄した可能性が高いと同県では説明している。今後は再発防止のため、住民税データを記録したMOは直接持参か簡易書留で送付するよう各市町村に通 知する。