静岡市は、市立静岡病院で発生した伝票の誤交付をはじめ、2件の個人情報に関連する事故を公表した。
市立静岡病院では、3月3日に患者の会計処理においてミスがあり、氏名や住所、受診科、会計内容、IDなど個人情報を記載した別の患者の会計伝票を手渡す事故が発生した。同市によれば、混雑のため、支払受付業務の手順が守られていなかったという。
同市では誤って手渡した患者を訪問して精算を実施。職員が謝罪して誤った伝票を回収した。また個人情報が漏洩した患者に対しても事情の説明や謝罪を行っている。
また清水区で、3月24日に国民健康保険料所得申告書が本人とは関係ない第三者へ誤配達されていたことが判明した。同申告書には、住所、氏名、通知 書番号、性別、生年月日、年齢などが記載されており、同区職員が住民宅を訪問して回収した。また配達を行った郵便事業が宛名を十分確認していなかったとし て、再発防止を申し入れている。