顧客名簿売却問題、1万円のギフト券を被害者に送付

三菱UFJ証券の元従業員が顧客情報を名簿業者に売却していた問題で、同社では被害拡大防止策を発表した。また被害に遭った顧客に対し慰謝料として金券を送付するという。

同社システム部の元従業員が、約148万人分の個人情報を不正に持ち出し、そのうち約5万人分を名簿業者へ売却したというもの。同社では各名簿業者や勧誘業者への対応をはじめ、被害拡大の防止策を実施している。

同社では被害拡大防止に向けた取り組みとして、情報流出に関連する問い合わせ専用の電話窓口やホームページを設置。また名簿業者や勧誘業者に対しては、流出した名簿の転売および営業活動での利用を行わないよう警告文を送付するとともに、名簿の回収を進めている。

また同社では、売却名簿に記載されていた顧客全員に対し、1万円の金券を慰謝料として送付。順次連絡を進めている。今後は、第三者による調査委員会が取りまとめた最終報告に基づき、抜本的な再発防止策を策定するとしている。

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