個人情報が記載された廃棄書類が飛散

個人情報書類が漏洩する事故が相次いでいます。

機密文書や個人情報書類を専門に扱う会社として、
このような事故を教訓にし、今まで以上に安全、確実な機密文書の回収・処理を徹底していきたいと思います。

以下の2つの事故の原因として共通しているのは、
≪回収車両が施錠式箱型車両ではなかったこと≫
専門業者の立場からすると、起こるべくして起きた事故と言わざるを得ません。

個人情報保護法の施行により、それまで専門性の高かった機密文書の回収処理業界に多くの企業が新規参入しました。

機密文書や個人情報書類などを通常のトラックで運搬するなどあってはならない行為です。
専門業者であれば施錠式箱型車両以外で運搬することなど絶対にありませんが、専門知識を持たない回収業者にはわからないことなのかもしれません。

個人情報を保護するための「個人情報保護法」が施行されたことによる「弊害」なのかもしれません


<北海道新聞7月26日より>

上川総合振興局は26日、保存期限の過ぎた書類の廃棄処分を委託した業者がトラックで書類を焼却施設に運搬する途中、道路上に生活保護受給者の個人情報を含む書類を少なくとも174枚落としたと発表した。

同振興局によると、落としたのは上川管内の3世帯7人の生活保護に関する書類。受給者の住所や氏名、預金通帳の写しや病気の履歴などの個人情報が含まれていた。

書類は1~5年の保存期限が過ぎ、焼却のために25日午前、業者がトラックに載せ旭川市近文の清掃工場に運んだが、途中で飛散したとみられる。


<7月27日 毎日新聞より>

横浜市は26日、委託した廃棄物処理業者が個人情報を含む市の書類を輸送中に落下、散乱させたと発表した。

落下した総数は不明だが、これまで回収した計942枚のうち352枚に個人情報が記載されていた。

市は該当する市民に文書で謝罪する方針。書類は土地所有者の住所、氏名などを記載した土地課税関係書類の写しなど。

25日午前、業者が4トントラック3台に積み込み、保土ケ谷区役所から同市金沢区のリサイクル工場へ運ぶ途中、一部が荷台から落下したとみられる。同区幸浦2の路上に散乱した書類を市民が発見、通報した。

サブコンテンツ

このページの先頭へ